2018年10月29日

野球グラブ バラしてみました


こんにちは。

何度かご依頼をいただいております「グラブ修理」ですが

説明の際に中身を見せると驚いてもらえる事が多く、「道具を知ってもらう」意味でも

話が及べば割と積極的に説明するようにしています。



今回は、練習用に一度バラしたグラブが手元にあるので写真に撮ってみました。

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受球面の補修は練習です。


裏革、手のひらが触れる部分の皮革を指しますが、背面は指袋が縫い付けてあります。

裏革の表面の色が変わっている箇所にグリスが塗られます。

このグリスにより革が接着し、且つ油分が内側から補給できるわけです。


で、色の変わっている理由ですが、はっきりと分かりません。

おそらくですが、手のひら側にグリスが浸透しない為のトコノールではないかと思います。

野球用品には無い商品ですが、レザークラフトでは基本のモノです。

特注でペンケースや小物入れを作成する際に、レザークラフトマンに教えて貰い、お店に持っています。


皮革の裏面の汚れ防止も効果の1つですので、グリスの浸潤はトコノールであれば防げるはずです。


ふと思ったのですが、平裏交換した場合、修理担当者はグリスの浸潤をどのように防いでいるのでしょうか?

捕球面にグリスが浸潤するなら、手のひら側にも油分が補給されるのが理にかなっていると思います。

グリスの早期枯渇になるのか、気にするレベルではないのか? また勉強しておきます。。


私個人の考えとしては、薄くでもあった方がメリットが大きいと思うので、依頼時には説明し納得していただいた上で使用すると思います。



さて、上の写真ですが、もちろん縫製ですのでさらなる分解が可能です。


つまり、私たち修理者は道具と技術があれば細かな修理が可能なわけです。

問題は、特に軟式グラブで起こりうるのですが「買ったほうが安い」現象です。

硬式でも軟式でも縫製ですし、修理時間に差はありませんので、どうしても価格差がつくのは難しい現状です。



お店で修理が可能であれば、修理項目によりますが一時間もかからない修理がほとんどです。

スパイクの縫いPみたく、シューフィックスが乾く7時間を考えると、グラブの方が断然早くすみます。


緊急で補修するシーンは多くは無いかと思いますが、ご近所でミシンを置いているお店を把握しておくと、何かと安心だと思います。



ここ最近一気に寒くなってきています。

風邪ひかないように、気をつけてください。 それでは。
     http://www.zaspo.net/index.html
posted by ざすぽ at 11:35| Comment(0) | 商品紹介@野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月15日

運動プログラム ヘキサスロン 紹介



こんにちは。

週末は快晴に恵まれた地域も多く、まさにスポーツ日和だったと思います。


各スポーツ公園では大会等の催しも多く、活気のある一日でした。


さて、子供の発育とスポーツの関係性は、多くの方が認識されていますが、実際に始める時は様々なスポーツを調べることになると思います。

地域によって特色はありますが、野球・サッカー・テニスファンは多く、特にプロ等の活躍によって流行があるようです。




今日は、スポーツを始める前の年齢を対象にしたスポーツプログラムを紹介します。


その名も「ヘキサスロン」です。

由来等はわかりません、、

提供はお得意Mizunoさんです。
なんと文部科学省の日本型教育の海外展開推進事業の公認プロジェクトです。

他に無い名称なだけあり、ヘキサスロンと検索すればMizuno紹介ページをはじめ色々と情報が出てきます。


プログラムとしては、走る・投げる・跳ぶ等の基本動作を軸に、何より「楽しむ」を重点に組まれています。

もちろん、ミズノオリジナルの商品を使用します。


対象は年少~小学生ほどですが、スポーツ未経験や苦手な子を対象に組まれていますし、初級・上級があることで幅広い子供が参加できます。


イベントの実施は全国のイベント事業だけではなく、学校での実績もあり、スポーツテストにも活用されています。


また、先月には「ベトナムの初等義務教育新学習指導要領への導入・定着に協力覚書に合意」がMizuno・ベトナム社会主義共和国間で締結されました。

日本国内でも言われる運動能力低下の問題は、ベトナムを始め様々な国でも問題視されています。


身体の成長にあった運動能力向上やスポーツ環境整備は、後のトップアスリートの育成土台ばかりではなく、国民の健康寿命にも大きくかかわります。

効果もスポーツテストで実感できますし、なにより「楽しい」を体感できます。

日本国内の導入実績は24都道府県ほどだそうです。



スポーツを始めるにあたり、やるからには我が子には活躍して欲しいものの、やはり不安もあるかと思います。

各種スポーツを始める前に、基本動作を身につける事で吸収力を上げることができます。

残念ながら、各地で定期開催はされていませんが、多くのアスリートを支えたメーカーならではの運動プログラムは私自身も非常に興味があります。

また、Mizunoのスポーツプログラムは他にもありますので、気になる方は是非調べてみてください。

それでは。   http://www.zaspo.net/index.html
posted by ざすぽ at 11:16| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月12日

野球スパイク 縫P

こんにちは。


今日は、先日行った縫P交換について少しだけ紹介します。


皮革の内側の「床革(トコガワ)」を使用する縫Pは、グラブレザーと比較すると耐久性に劣りますが、柔軟性が高くシューズ先端にピッタリと張る事が出来ます。


何よりも、グラブレザーより安価です。

打Pとの価格差があるため、高価に感じる方もいるかと思いますが、皮革単価は「まだ」安価な方になります。



さて、今回いただいた依頼のシューズですが、コバ金が消失するだけでは無く、シューズ自体も削れてました。


なので、通常外側にのみ通す糸を内側にも施しました。


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内側の紐通しが完了し、外側の途中です。

毛羽立っている穴が本来通っていた穴ですが、外側は結構ギリです。

靴底と靴袋をガッツリ剥がす必要があるので時間と手間がかかりますが、それに見合った結果が期待できます。

ただ、一周している糸を縫Pの範囲分カットするため、シューズの状態により最良を判断する必要があります。


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靴底の紐通し完了です。


シューズ先端の色が違う箇所は、コバ金が付いていた箇所になりますが、シューズ端部は茶色、つまりコバ金が消失していることが判ります。

本来なら同じ箇所にコバ金を打ちますが、靴底が削れてしまっているので、今回は2マスほど内側へズラして付けました。



以上のように、投球時のクセによりシューズの磨耗具合は千差万別です。

たとえ打Pであっても、あえて小さいサイズがしっくりする方も見えますので、一度考えてみては如何でしょうか?



売っておしまい。の用品販売だけではなく、修理も行うお店でしたら、上記のように技術の幅があります。


あと一歩、あと一秒の為に何ができるのか?

特に技術が介入する商品は、スタッフと共に悩み・考えることで格段に「合った道具」が出来上がるはずです。

それでは。     http://www.zaspo.net/index.html

posted by ざすぽ at 17:32| Comment(0) | 商品紹介@野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする