2019年02月09日

近年のスポーツ事故発生に関して

こんにちは。

今日は「スポーツ用器具管理アドバイザー」として記事を掲載します。


認定資格であるアドバイザーを簡単に説明すると

スポーツに関わる器具の点検を、町のスポーツ屋さんが実施・管理しますよ。

という「スポーツ用器具の町医者」的なイメージです。


さて、スポーツに関わる器具。とザックリしているだけあって、対象器具はさまざまです。

よって、しっかりした勉強だけではなく、事故等の情報をいち早くキャッチする必要がございます。


今回は事故事例で、且つ最近の情報をお伝えします。

2017年 サッカー(授業中)福岡県
    小学4年生 男児
    ぶら下がって、ゴール下敷き
     →死亡
    ※ゴール固定がなされていなかった。

    対策:杭や錘(おもり)による正しい使用方法が必要。


2017  バレーボール(J強化合宿)東京都
    J強化選手
    フライングレシーブ時
  →裂傷 1ヶ月 大腿,皮膚下貫通
    ※床が剥離していた

    対策:日常・定期点検により事前に危険を把握できる。


2016  バレーボール(部活中)大阪府
    中学生
    使用中、アルミ支柱折れる。
     →鼻骨骨折
    ※15年以上前の商品、経年劣化の可能性。(事故後市内学校一斉点検)

    対策:管理者の耐用使用年数の把握及び厳守が必要。
       また日常・定期点検による製品状態の把握。


2016  バレーボール(部活中)
    高校1年生
    倉庫内の別ポールが倒れる。
     →手指切断
    ※ラック不使用。

    対策:保管方法の徹底。ラック使用。
       昔から発生している事案です(バレーに限らず…)


2016  高等学校(進路説明会)
    高校2年生
    屋内での爆発。
     →全身熱傷・外貌・障害
    ※友人と5人で部室に行き、室内が暑いので置いてあった
     コールドスプレーを体や部屋に噴射。友人のつけたライターで爆発。

    対策:スプレーの使用方法の徹底。
       北海道の某事件以前にも発生しています。
       期限・使用環境は特に気をつけて下さい。
       因みに、スプレー類は価格差が結構大きい商品があります。
       ガスの割合が大きいと原価は安くなるそうです。
       

2015  家族参観日
    園児
    強化プラスチック製のプールの下敷き
     →死亡
    ※屋上フェンスに立てかけてあった強化プラスチック製プール
     によじ登る。プールが倒れて下敷きに。

    対策:管理方法の徹底と園児の危険行動に注意する。
       一見、管理側ですが、目的以外の使用方法の場合
       メーカーはもとより管理者へ責任を問えない事案も
       過去に発生しています。


2012  バレーボール(部活中)九州
    女子高校生
    バレー巻取り器の顔面強打
     →両頬骨折等(4ヶ月)
    ※ネット張り上げ中に、跳ね上がった巻き取り器が頬を強打。
     交換時のボルト・ナットの締付不具合の可能性

    対策:日常・定期点検の実施。
       ネット張り上げ中に巻き取り器の上に顔面を位置しない。


今回は以上です。

最後のは、スポーツ組合の組合員では無いらしく、あくまでも可能性ですが、こういった事案も把握することで、より安全意識を徹底し、点検に望みたいと思います。

耳に入りにくいだけで、毎年何らかの事故は発生しており、それこそ当事者や家族は忘れられないばかりか、一生障害に向き合う人生になってしまう場合も少なくありません。

もちろん、小さなケガで報告が無ければ、メーカーと密に情報共有しても把握はできませんので、水面下にはもっと多くのケガが発生していると考えています。


これらの事故を未然に防ぐためにも、管理者や使用者本人の管理・使用方法の把握と安全意識向上が必要になります。

我々アドバイザーは、より専門的な知識・経験でさらに細かい点検が行えますので、少しでも違和感があれば管理者へ報告いただき、管理者は地域のアドバイザーに点検依頼をオススメします。


それでは、
     ザスポ・ヨシオカ http://zaspoyoshioka.seesaa.net/
posted by ざすぽ at 12:19| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする