2020年05月31日

アルコール消毒に関して

こんにちは。


ウィズコロナへの準備が進む現在、学校や仕事など新しい生活に不安な方も多いかと思います。

今回は「消毒」に関して、正しくない認識を持っている方が多いと感じたため、記事にしてみます。



今後、多くのスポーツシーンでも「手指消毒」は必須になるのではないかと感じています。

個人的には、外出時のマストアイテムかと思っています。

ほとんどのスーパーでもアルコール消毒の商品が多く積まれ、それだけでも安心感を持つ方も多いかと思います。


しかし、本当に大丈夫でしょうか?

量販店で販売されている商品は、50%濃度(未表記も多い)が多い印象で、一時は強いお酒を消毒に使用されていましたが、濃度の適正はどのくらいでしょうか?


先月に北里大学より新型コロナウイルスに対するアルコール濃度の研究結果がでました。

https://www.kitasato.ac.jp/jp/albums/abm.php?f=abm00026588.pdf&n=20200417_%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9_%E5%8C%BB%E8%96%AC%E9%83%A8%E5%A4%96%E5%93%81%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E9%9B%91%E8%B2%A8%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%EF%BC%88SARS-CoV-2%EF%BC%89%E4%B8%8D%E6%B4%BB%E5%8C%96%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf


研究結果によると、エタノール50%以上を1分間で新型コロナウイルスの不活性化が確認されたそうです。


  つまり、手指消毒は50%濃度で十分!


、、、と思いがちですが、実は正しくはありません。

50%濃度は「1分間の接触」が条件ですが、手指につけたアルコールを60秒間保持する事は可能でしょうか?


実際に病院等で採用されている手指消毒剤で50%濃度はありません(GOJO:15℃時78.89vol%)


理由は、日本薬局方のガイドラインによる至適濃度範囲が存在するためです(76.9~81.4 v/v%)

因みに、米国薬局方 USP-NFは68.5~71.5 v/v%、WHOガイドラインでも60~80 v/v%となっています。

※上記の「至適濃度範囲:有効範囲」は新型コロナウイルスではなく、エタノールの殺菌効果にたいするガイドラインです


以上から、新型コロナウイルスのみを対象に50%濃度を60秒間頑張って使うより、ちゃんとした濃度の商品を購入し、新型コロナウイルス含め他の様々な菌もしっかりと殺菌できる方が、メリットは大きいと思います。



余談ですが、エタノールは濃度が高いほどポリマー様構造を形成するそうです。

つまり、濃ければ良い訳ではなく、大体77vol%ぐらいが最も殺菌力が高いそうです
(資料が無いので、%は話半分でお願いします。高濃度≠強力殺菌ではないです)


まだ不安定ですが、多くの方が再始動に向けて準備を進めています。

安全と同じぐらい安心が必要です。

  ザスポ・ヨシオカ http://www.zaspo.net/index.html
posted by ざすぽ at 17:50| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする