今日は、昨日の続きです。
小指側の指芯です。少しわかりにくいですね。。
こちらは、プラプレートが入っていないのと、手前側と奥側で厚さが違うことが特徴です。
手前側の指芯をとった状態です。
これで芯材の厚さがフラットになりましたので、また締めなおします。
取った指芯です。
次は、いよいよ表革の加工になります。
ポイントは、芯材の厚さ数値を計算し、どのくらい皮革をカットするかを判断します。
また、紐穴位置はもちろんヘリ革のスペースも計算しないと皮革が余ったり、逆に足りなくなったりします。
今回は、親指側は既存の皮革を加工することができると判断しましたが、小指側は既存の皮革は使えませんでしたので、新しい皮革に張り替えることにしました。
ヘリ革をとった時点での写真です。
親指側は穴の内側をカットしますが、小指側は穴の部分にヘリ革がくるので、そのままは使用できませんでした。
皮革は、切りハミで縫い付けてある為、縫い糸を丁寧にカットすれば張替えが可能です。
張替え前、表革のウラです。
その後、指芯と併せ確認をしつつヘリ革を張り直します。
かなり薄くなりました。
後は紐通しの穴をあけてミットを組み上げます。
最終はこのような感じです。
数値的には
明らかに薄くできたかと思います。
親指 マイナス15㎜ほど
小指 マイナス 7㎜ほど
また、小指側の皮革は張り替えたので、色感は変わっています。
後は手入れ部の破れの補修とグリス補充をしてますが、割愛します。
今回は作業開始から4日程で完了しています(一気にやればもっと早いです)
別業務もあるので必ずしも早く仕上がるかは保証できませんが、要望があれば極力答えるつもりですので、相談があればご連絡ください。
http://www.zaspo.net/index.html
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