2019年03月24日

シューズ 修理依頼

こんにちは、今日は修理依頼のあったシューズを紹介します?

野球歴が長いと、グラブ・シューズの修理ができる事をご存知の方も多いと思います。

私がグラブ修理を習ったとき、真っ先に疑問に思った事が「(スポーツ店で)どこまでなら修理できるのか?」でした。

思い入れのあるグラブをせっかく持って来店されたのに修理不可なんてガッカリしてしまうかも知れませんし、、、

  といった心配は最初だけでした。


結論から言いますと「すべて修理可能」です。

もちろん道具と技術ある人が揃っての話ですが、野球により要修理となる場合は修理は可能です。


そうなると問題は「割にあうか?」となります。

例えば、セール8000円で購入したグラブ、破れ3箇所と全紐交換・グリス補充をすると、当店の場合13000円以上になります。

軟式グラブを新たに検討できます。

思い入れや購入後馴染むまでの時間も考慮する必要はありますが、判断は分かれるところになるかと思います。


さて本題のシューズですが、バッティングに使用していたシューズです。

同じフォームですので磨耗する箇所は限定的で、コバ金やP皮はつけていませんでした。

よって、先端は穴が開き、靴底も磨耗により消失していました。

縫Pの場合は、靴底を縫い込むので靴底が存在しないと不可になってしまいます。


が、無理矢理なら可能です。

結局、靴底があれば良いのですから、作ればいいんです。
image1a.jpeg

こんな感じです。

グラブレザーでもトコ革でもありません。



次に穴ですが、これを無視して縫Pしてしまうと、外からの砂は防げても、中から砂が侵入してしまいますので、履き心地が心配です。

ですので、縫P(小)とでも言いましょうか、とにかく穴だけ塞ぎます。

image1b.jpeg

パッとみて形が美しくないのは、靴底にトコ革を縫い込んでいないため、革が張れていない為です。


その後は、いつも通りの縫Pです。
image1c.jpeg

上からです。

先端だけ縫Pが二重になってますが、もともと厚い皮革ではないので違和感はありません。


image1d.jpeg

お客様も心配していた靴底です。

靴底に差し込んだ皮革にプラス2針ほど余分に縫い込む必要があったため、縫P面積が広くなりました。

さらにコバ金もしっかり付けて完成です。


いかがでしょうか?

穴が開こうが靴底が消失しようが、ご依頼があればなんとかします。

あくまでも修理ですので、新品同等の耐久性・パフォーマンスの保証はできませんが、修理前より使いやすく仕上げる事はできます。



最後に、修理は依頼するものとお考えの貴方、別の考え方もあります。

修理とは「相談した結果の選択肢」です。目に見えて破れているだけが修理対象ではありません。

日々のメンテによりグラブ寿命はもとより、道具としてのパフォーマンスも大きく差がでます。

修理をしているお店は、当然グラブの構造をしっかり把握していますので、グラブの状態が気になる時は相談してみましょう。

相談の結果、グリスが無くなっていたり、気がつかない箇所に断裂があったりする場合があります。

相談なら無料だと思いますので、活用してみては如何でしょうか?

それでは  http://www.zaspo.net/index.html
posted by ざすぽ at 16:35| Comment(0) | 商品紹介@野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月11日

今年も怪我案件が発生しています

おはようございます。

前回につづき、スポーツ安全に関しての記事です。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-00010000-saitama-l11

大学生がフットサル大会中にケガを負った事故が先月発生しています。

上記のニュース記事に詳細があるのですが、スライディング時に剥離した床の木片が左臀部にささり一週間の入院となったそうです。


全治には1ヵ月ほどとなる今回の事故、スポーツ庁として全治30日以上は重大な事故との認識ですので、スポーツの安全に対する意識はより高くなることになりそうです。

が、このように実際に事故が発生しないと注目されないのは、私たちアドバイザーの努力不足もあるので、継続して認知を広めていくように行動します。


さて、今回の事故の紹介ですが、ポイントは「体育館には指定管理者があり、毎日の目視で状況点検をおこなっていた」ことに注目をします。

剥離した木片は〈幅75㎜長さ450㎜〉とのことですが、(毎日の点検を行っていたと仮定して)目視で確認できないのであれば、点検方法自体に問題があると言わざるを得ません。

我々アドバイザーとしても、メーカーや実際の事故案件からの情報を参考に点検項目を決定しているため、今後の事故を全て未然に防げると考えず、常に疑問をもって望む必要があると考えます。


スポーツ施設・備品には調達した組織があり、管理者が必ずいます。

床や支柱・ゴールポストなど、使用者からみて異変があれば遠慮なく管理者へ報告をお願いします。

目に見えるほどの異常は、重大な事故につながる可能性が極めて高いので、報告後は使用しない・近づかないようにしましょう。


  ザスポ・ヨシオカ http://www.zaspo.net/index.html
posted by ざすぽ at 11:08| Comment(0) | スポーツ用器具管理アドバイザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月09日

近年のスポーツ事故発生に関して

こんにちは。

今日は「スポーツ用器具管理アドバイザー」として記事を掲載します。


認定資格であるアドバイザーを簡単に説明すると

スポーツに関わる器具の点検を、町のスポーツ屋さんが実施・管理しますよ。

という「スポーツ用器具の町医者」的なイメージです。


さて、スポーツに関わる器具。とザックリしているだけあって、対象器具はさまざまです。

よって、しっかりした勉強だけではなく、事故等の情報をいち早くキャッチする必要がございます。


今回は事故事例で、且つ最近の情報をお伝えします。

2017年 サッカー(授業中)福岡県
    小学4年生 男児
    ぶら下がって、ゴール下敷き
     →死亡
    ※ゴール固定がなされていなかった。

    対策:杭や錘(おもり)による正しい使用方法が必要。


2017  バレーボール(J強化合宿)東京都
    J強化選手
    フライングレシーブ時
  →裂傷 1ヶ月 大腿,皮膚下貫通
    ※床が剥離していた

    対策:日常・定期点検により事前に危険を把握できる。


2016  バレーボール(部活中)大阪府
    中学生
    使用中、アルミ支柱折れる。
     →鼻骨骨折
    ※15年以上前の商品、経年劣化の可能性。(事故後市内学校一斉点検)

    対策:管理者の耐用使用年数の把握及び厳守が必要。
       また日常・定期点検による製品状態の把握。


2016  バレーボール(部活中)
    高校1年生
    倉庫内の別ポールが倒れる。
     →手指切断
    ※ラック不使用。

    対策:保管方法の徹底。ラック使用。
       昔から発生している事案です(バレーに限らず…)


2016  高等学校(進路説明会)
    高校2年生
    屋内での爆発。
     →全身熱傷・外貌・障害
    ※友人と5人で部室に行き、室内が暑いので置いてあった
     コールドスプレーを体や部屋に噴射。友人のつけたライターで爆発。

    対策:スプレーの使用方法の徹底。
       北海道の某事件以前にも発生しています。
       期限・使用環境は特に気をつけて下さい。
       因みに、スプレー類は価格差が結構大きい商品があります。
       ガスの割合が大きいと原価は安くなるそうです。
       

2015  家族参観日
    園児
    強化プラスチック製のプールの下敷き
     →死亡
    ※屋上フェンスに立てかけてあった強化プラスチック製プール
     によじ登る。プールが倒れて下敷きに。

    対策:管理方法の徹底と園児の危険行動に注意する。
       一見、管理側ですが、目的以外の使用方法の場合
       メーカーはもとより管理者へ責任を問えない事案も
       過去に発生しています。


2012  バレーボール(部活中)九州
    女子高校生
    バレー巻取り器の顔面強打
     →両頬骨折等(4ヶ月)
    ※ネット張り上げ中に、跳ね上がった巻き取り器が頬を強打。
     交換時のボルト・ナットの締付不具合の可能性

    対策:日常・定期点検の実施。
       ネット張り上げ中に巻き取り器の上に顔面を位置しない。


今回は以上です。

最後のは、スポーツ組合の組合員では無いらしく、あくまでも可能性ですが、こういった事案も把握することで、より安全意識を徹底し、点検に望みたいと思います。

耳に入りにくいだけで、毎年何らかの事故は発生しており、それこそ当事者や家族は忘れられないばかりか、一生障害に向き合う人生になってしまう場合も少なくありません。

もちろん、小さなケガで報告が無ければ、メーカーと密に情報共有しても把握はできませんので、水面下にはもっと多くのケガが発生していると考えています。


これらの事故を未然に防ぐためにも、管理者や使用者本人の管理・使用方法の把握と安全意識向上が必要になります。

我々アドバイザーは、より専門的な知識・経験でさらに細かい点検が行えますので、少しでも違和感があれば管理者へ報告いただき、管理者は地域のアドバイザーに点検依頼をオススメします。


それでは、
     ザスポ・ヨシオカ http://zaspoyoshioka.seesaa.net/
posted by ざすぽ at 12:19| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする